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怪談日記(3/19)

他事である。

兆しはあった。

しかし気がつくものもまた居なかった。

【はしらのきず】

Yさんの話。

中学生になって初めて自室を貰った。

それは元々は亡くなった祖母の部屋だったという。

或る時、横になっている時に近くの柱に傷が付いているのに気がついた。

確か、その時は『正』の字が二つ縦に並んであり、何かを数えるために刻んだように見えたという。

そんなに気にはしなかった。

が、高校生になってから見直したらおかしいと感じた。

『正』が三つに増えて、しかと二画めまで書きかけたものがあった。

ちょっと気味が悪くなり母親に聞いたが知らないという。

その後も知らない間に増え続けた。

気味が悪いので父に頼んで鉋で削って貰った。

その跡をニスで塗ったりして少し臭かった。

それから後は、刻まれることはなくなったという。

以上、本日の怪談でした。

うーむ。